システムイメージ
一言で言えば「3D音を利用したナビゲーションシステム（音声ARナビ）」です。
立体音響（3次元音響、3Dオーディオ）と呼ばれる技術を利用し、ステレオイヤホン/ヘッドホンを通じて、音に3次元的な方向を付加します。それにスマートフォンのGPSと地磁気センサを組み合わせることで、目的地の方向から音が聞こえてくるように制御しています。
この仕組みは、一般的に「音声AR」とも言われています。
そして、それをなんと！HTML5（JavaScript含む）だけで実現し、一般サービス公開しました。
今回は、わかりやすくするため、ナビゲーションという目的としていますが、場や状況に応じた音声を流すことで、エンターテインメント（アミューズメント）、美術館・観光案内など様々な場面で利用ができます。
ぜひ、Conootをお楽しみください！
紹介動画へ ⇒ [YouTube]
APIの仕様の変更により今は動作しない可能性があります。
アプリへ（iOS5以上（iOS8未検証）、Safari推奨） ⇒ [App]
以下のようにSafariの位置情報サービスをオンにしてお使いください。
【iPhone iOS7.1の例】
[設定]⇒[プライバシー]⇒[位置情報サービス]オン⇒[Safari]オン
この設定にしてConootのアプリページを開くと、「現在の位置情報を利用します。よろしいですか？」と表示されるので、OKを押してください。
音で道案内をするため、視線をスマホ上のマップに向ける必要がありません！“歩きスマホ”対策もこれでバッチリ！！
胸ポケット等に入れて利用すれば、スマホを持つ必要がなく手を自由にできます！（スマホ画面側を上に向け身体に対して正面、または画面側を身体側に向け縦にして利用ください。）
HTML5/JavaScriptで開発されているため、なんとブラウザ経由で利用可能！マルチプラットフォーム！！（のはずですが、Androidで地磁気センサが利用できない可能性あり）
女の子とデート中、このサービスを利用すれば、スマホのマップを見ていることがバレずに、女の子をすいすい目的地へリードできます！
女の子「俺君、もしかして伊能忠敬の生まれ変わり！？すごい頼れる！私の人生も案内して！！」となることが予想されます（開発者願望）。
位置・方向の精度
GPSと地磁気センサの限界で、位置・方向が大きくずれることがあります。屋内や磁場の影響を受ける場所だと非常に厳しいです。今後、スマホセンサの精度が向上することを期待しましょう！
また、あくまで頭部に連動しているのではなく、スマホの向きに連動して音が方向付けされます。将来、Google Glass等、センサ付きHMDと組み合わさると便利になるかもしれません。
サービスへの接続安定性
安いレンタルサーバを借りているため、多くのアクセスがあった場合は、さばききれません。また、Googleマップ無料版を利用しているため、1日のアクセス数上限が決まっています。
このサービスで利益が出ていないので、このクオリティです。そのうち広告を入れるかもしれないです。
動作端末
現在、iOS5以上、Safari推奨です。端末やOS、ブラウザが機能に未対応でサービスが動作しないことがあります。対応される日が来ることを願いましょう！
気力があったら、ネイティブアプリverを開発します。
電池持ち
GPSと地磁気センサの値を取得しまくって、色々処理をしていますので、電力食いまくりです。省電力、電池持ちが良いスマホが出てくることを期待しましょう！
3D音の聞こえ方
前からの音が前から聞こえず、頭の中で音が鳴っているように感じることがあると思います。現在、世にある技術の限界と思ってください。改善する方法は無きにしも非ずですが、すごく大変です。そもそもどうやって音に方向付けしているか知りたい方は、「音像定位」等でググってみてください♪
環境音の取得
イヤホン/ヘッドホンで耳がふさがって周囲の音が聞こえなくて危険！と思うかと思います。その通りです。Conootを外で利用する場合は、すっごい！すっごい！！気をつけましょう！！！事故等あっても全て使用者の自己責任です。いかなる損害やトラブルの責任は一切負いかねます。
オープン型のイヤホン/ヘッドホンを使うと良いかもしれません。骨伝導イヤホンでも音像定位するという研究もあります。将来、環境音を自然な形で取り込むイヤホン/ヘッドホンが出てくることを期待しましょう！世の中では、インプラント式ヘッドホンの研究もされています！！
ここまで読んでいただきありがとうございます。ここからは雑談です。
もともとConootのサービスネタ（音声ARネタ）は昔から持っていたのですが、上記の「これからに期待！」で書いているような問題もあり、小手先で作ったところでしょうもないものが出来上がると思っていました。しかし、HTML5/JavaScriptの勉強がてら作ってみるかと思ってパパッと作り自分で試してみたところ、意外に面白い！ハードルをだいぶ低くしていたせいかもしれませんが、一般公開してもネタにはなるかと思いました。
自分でしょうもないと思ったものでも、意外に作って使ってみたら面白いものもあり、今回の経験から少しでも面白いだろうと思ったアイデアは、頭ごなしに否定せずに具現化することが大事だと思いました。
また本サービスは、開発からデザインまで全部1人で行っているため、サービスとしてはクオリティが低い部分があったり、もっと追加したい発展するようなサービス案もあるのですが、時間と技術力と環境（お金や計算機周り）が足りず、クオリティを上げられていないのが現状です。
今後、ブラッシュアップ、マッシュアップしていき、より良いサービスの提供、また本サービスに止まらず新しい素敵ングなサービスを提供していけたらと思います。
